白隠禅師が会得した心や体の不調を改善するイメージ法
断捨離していたらこれまで勉強してきた資料がたくさん出てきて、久しぶりに思い出した「軟酥の法」(なんそのほう)
「軟酥の法」とは、「軟酥(やわらかいバターの塊)」が頭上からだんだん溶け出すイメージをし、順繰りと心や体の悪いところを流していき、体調を改善していくイメージ法です。
つらい修行を重ねて気が頭に上がり、自律神経失調症になる僧が多かったため、白隠禅師が考案されたものです。
現代人はストレスが多くて、気が上がっている人がとても多いので、誰にでもおすすめの方法だと思います。簡単だし、いつでもどこでもできるし、なにより無料!!
皆様も、ぜひセルフケアに取り入れてみてください。
【やり方】
清い色、清浄な香りのする鶉の卵くらいの大きさの柔らかい軟酥が、頭の上に載っていると想像する。
その軟酥が溶けて頭上からゆっくりと下の方にたらりたらりと流れ始める様子を想像する。
次に、頭の内外の隅々を潤すことを想像してみる。
次に両肩、両肘、乳、胸を静かに潤して流れることを想像する。
同時に、肺臓、肝臓、胃腸などの内臓、また、背骨、尾骨なども潤して、各部に染み渡るようにして下に流れていく状態を想像する。
この想念の中では、心の一切の悩みー身体の一切の悩みも、その軟酥に溶けて消え去っていく。
最後に足を温かく湿らせ、足の裏まで流れ下ることを心の目で見る。
以上のことを繰り返します。
白隠禅師が書かれた「夜船閑話」によれば
「この秘法を怠らず修していけば、どんな難病でも必ず治り、高い徳を積むこともできる。その効験が現れるにあたっては、人によって早いか遅いかは当然あります。ただ、それはこの法を修する人の真剣さの程度によるということもあります。」
とのこと。
瞑想をしていても、すぐに煩悩が顔を出し、いろんなことで頭がいっぱいになるので、誘導がないか調べてみたらYouTubeにありました!たくさんあったけど、とりあえず最初にでてきたのはこれ。お好きなものを探されてみてください。
https://youtu.be/GotqWQ1SBkE
では、また!今日もよい1日になりますように☆
0コメント